タイトル : 日本侠客伝: 浪花篇出演 : 高倉健/八千草薫/村田英雄/鶴田浩二監督 : マキノ雅弘時は大正中期。横浜で活躍する代貸しの宗次は、作業中に事故死したという弟の遺骨を受け取るために、大阪の浪花運送にやってきた。とある博徒一家が取り仕切る浪花運送は、従業員を酷使することで有名で、その非道振りを伝え聞いた宗次は怒り狂う。やがて浪花運送と喧嘩になった宗次は、同じく運送業の半田に窮地を救われる。そんななか、石炭輸送船が故障によって大坂港へ寄港。半田組が、その荷受けを請け負うことになったのだが…。高倉健と鶴田浩二の、男の魅力が光る任侠ドラマ。「次郎長三国志」のマキノ雅弘監督による「日本侠客伝」シリーズの第2作目で、大正中期の大阪を舞台に、横浜からやってきた主人公が悪辣な博徒一家と対決する姿を描いている。凄絶なアクションに義理人情のドラマを織り込んだ作風は、マキノ監督ならではの"やくざ美学"と評されて人気を博した。