ピンク映画専門の老舗として知られる映画会社?大蔵映画が一般劇場向けに作品を送り出すプロジェクト「OP PICTURES+」の第1弾作品。ファン投票で選ぶピンク映画のアカデミー賞ピンク大賞で2011年、13年に作品賞を受賞し、独特のストーリー展開で熱狂的なファンを持つ山内大輔監督作。妻殺しの罪で指名手配中の吉井は、電車で痴漢した女の後をつけて押し込み強盗をする日々を送っていた。ある日、強盗に入った部屋で夫からのDVにより鎖で監禁されていたユリ子と出会う。過去のトラウマに囚われている吉井と現在に絶望するユリ子。2人はお互いの足りないものを埋め合うように惹かれあい、安らぎを得るが、ある不幸な事件がきっかけで歯車が大きく狂いだす。