水商売や風俗嬢のスカウトを行っている神宮寺。ある時スカウトした事がある女性が衰弱死し、スカウト先の店では優秀な女性たちが芋づる式に次々と新たに出来る風俗店にヘッドハンティングされている事を知った神宮寺は女性の死の真相と共にこの風俗店を調査する事に。 同じく衰弱死事件を捜査している刑事のミサキ。ムッツリスケベの神宮寺は如何にしてミサキに自分を虜にさせるのか常に画策していたりするが、ミサキは刑事として至って真剣。ミサキと神宮寺のギャップが変に面白いけど。 神宮寺とミサキが調査するのは宝石販売業の”オスカーリサーチ”。会社のプロデューサー業をして神宮寺の仲間でもあるヒロは、女の子を雇って自分の宝石も買わせている事を読んでいる。表で宝石を売買しながら裏では風俗業と言う感じ。 ”オスカーリサーチ”を取り仕切るのはナナコと言うやり手の女社長。しかもそのオスカーリサーチからヒロの会社に店舗のプロデューサーの仕事が舞い込み、ヒロからしても内部調査のチャンス。そしてナナコがインド出身だそうだが、絶対インド出身には見えない。そしてナナコは捜索願が出されている女性を集めて風俗店を開こうと画策(家出人ばかり)。 ナナコはその人の名前や過去を見抜く力があるが、所詮対象とする人物の友達から聞いた情報を、如何にも自分が知っているかのように話すだけ。所謂ペテン師なのだが、誘われた女性の方はそれに気付かずナナコの力だと信じて疑わないので、そう言う馬鹿は放って置くに限る・・・。 ただ、ナナコもインドの会社で「ナナコには超能力がある」と言いふらされて日本に来て、それをずっと信じて疑わなかった訳で、被害者も加害者も馬鹿ばっかりというどうしようもない部分がある。そして、ナナコが雇っているヤクザがめちゃ弱い。まぁヤクザの存在はオマケだけど。 ミサキは流石女性刑事だけあって女性陣の中では唯一終始冷静だった。ただ、ナナコ自身は捕まっても他の馬鹿女性がナナコのやった事を分かっていないので大した罪にはならないらしい。